12. 地域公共交通について

地域において公共交通サービスは、地域住民の日常生活や社会生活に不可欠な移動手段であり、また地域に訪れる観光客の移動手段として非常に重要な地域インフラである。
しかし人口減少が構造化してきたと共に公共交通事業の経営が悪化し、改善を図るための不採算路線の廃止や減便によって利便性が低下している。
2013年に交通政策基本法が制定されたが地域ごとに、経済的、社会的な条件、交通事業者の状況など地域公共団体の状況が違うために全国的な広がりに欠けている。また地域交通を取り巻く環境は近年発展してきたIOT、AI、ICTなどのデジタル技術を活用したMasSの取組は新たな可能性をもたらす。
地域公共交通の確保・維持・改善のために一歩踏み出した内容の法改正で政策遂行のために有効に活かす。
また東京から各地方都市に放射線状に伸びる路線ではなく地方都市と地方都市を結ぶ航路を作り地方交流人口を促していく。